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「木づかい 森づくり」

堀川林業ブログ

冷水小屋薪運び 

Posted on 01:32:00

北海学園大所有の冷水小屋の薪運びの注文を受ける。3年前2年分を納めたが1年余計に持って残りが少なくなったのと、登山道途中の倒木処理を兼ねて、その木を玉切って薪の新たな補充とした。
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倒木とはいえ地主の石狩森林管理署からは処分費を支払うべく引き渡しを受けた。長い材のままだと高くなるというので40~50㎝にチェンソーで玉切って約100個5m3で約2万円。当社で斧で薪割するが節が多くて苦労する。
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運搬は学園の山岳部現役とOB達が6名、それに北大山岳部のOB2名(うち1名は社員)。重さで運搬賃を決めているので小屋近くの薪では皆40㎏を越えて背負う。さすがに距離が遠くなると疲れたのか軽くしていたが1回につき平均32~39㎏を背負う。やはり山で鍛えているのと若さだ。お陰で2日間の予定のところ少し早く運びあげて完了した。
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倒木のトドマツ材とはいえ80リットルのザックから溢れるほど積むと40㎏を越える。手前の体重計でザックの重さ2~3㎏も差引せずに計量してあげる。
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小屋脇に積んで後でシートをかけた。小屋じまいの時に現役OBが集まって床下に入れるそうだ。
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今回はトドマツが多いので火力が前の広葉樹と比べると火力も弱いし、ヤニも出るので良く乾かしてから燃やすようにとお願いする。数年前だったか?近くの札幌医大の白水小屋が全焼した。煙突火災が原因だとしたら煙突に付いたヤニが燃えて高熱になったのが原因かもしれないと伝える。
私は1日目計量含めて手伝った。昼の休憩では小屋で学生さんの手作りの美味しい豚汁を御馳走になる。計算してバイト代を計算すると1日目のトップは現役学生で544㎏背負いあげ、2日間合計すると845㎏。これで欲しいと言っていた登山靴が買える事だろう。
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新人社員 

Posted on 00:05:05

今年の新規入社の3人の社員のうち女性が2名も。幹部職員の道もありという事で準職員として採用。それでも1年目は各現場を経験という事で、春は製材工場、夏は育林作業、秋は造材作業という事でスタート。今回は長沼国有林の防風林で下草刈り作業。畑作地帯の防風林の脇に植えたナナカマドの周囲3m幅の草刈り。
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元のヤチダモが大きくなって防風効果を十分に発揮している上で、畑に日影が入ったり、農家にも枝が飛び出していることからの苦情も考慮して防風林の縁を15m程伐採した跡地だ。残し幅には伐採したヤチダモなどが山になっている。この材は当社で請負って伐採集積したものだが製材、パルプ、薪として購入したかったのだが、国有林の会計の流れか、防風林という性格からか販売出来ないという摩訶不思議な役所の論理によって、どうしても動かせないという。勿体なくもおかしな話だ。
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残し幅4m、刈幅3mで植えた苗木を刈らないように、丁寧かつ慣れてきたら少しでも効率良く刈るよう幹部監督からの指導のもと女性にしたら体力にハンディがあるといえ、現場作業を早く覚えようと時間があっという間に経って、毎日が楽しいと言ってくれていた。
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昔と違って林業も男の世界でなく、これからはこだわらずに女子力も期待する。女性の方が丁寧できめ細かいニーズに合った仕事をしてくれることも多い。彼女達が活躍していられることが魅力ある会社として新規採用の人材も今後集めやすくなるのではと考える。また今いる男子社員も女性に負けられないぞ、いいところを見せなくてはと、今以上に力を出してくれるのではと。

ついでに中に何本か枯れているナナカマドもあった。苗木自体の問題か植え方の失敗か植え直しの命令が来る以下の割合本数だが気になる所。
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真夏だというのに既に紅葉しているのもあった。今回ヤチダモのように大きくなって日陰を作られると困るので、ナナカマドやヤナギを発注者が選んだそうだ。いっそのこと山の中ではないので、ツツジなど花がきれいななものを植えるとか、ブルーベリーやハスカップなど植えて実を販売しても楽しいのにと思う。
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担い手  |  0 trackback  |  0 comment |  edit

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空沼小屋3 

Posted on 01:55:25

7/2空沼小屋の再開式。89年前に建設されたが特に土台部分が老朽化したので基礎部分を業者に北大が発注。その資金の元は空沼小屋の保存を考える会が集めた。北大山の会の有志がフローリング張り、外壁塗装、土台下の幕板張り、窓修理などボランティアでここまでリニュアルした。
7/3の北海道新聞どうしん電子版https://www.hokkaido-np.co.jp/movies/detail/5490877804001で動画が見られる。
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我が社は土台の木材、フローリング、土台隠しの半割幕板材などを納品。ついでに看板はウダイカンバの耳付きの厚板で揮毫は私が。隷書という注文で、少々コミカルに描いたが板縁が自然のカーブでバランスが難しく少々不満の出来。だが式での除幕式をメインイベントにしてくれた。裏面の経緯文の脇には記名雅印を押させてもらっていて現在は小屋玄関脇に掛けられている。
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1で書いた苦心のナラフローリングの小屋床。私の設計した鉄板ストーブの前で元定山渓営林署長でもあった渡邊定元OBが殿下に小屋の由来やら小屋までの道、高密路網を管内に張り巡らせた思い出話を語る。彼の住まいの富士宮には10年以上前になるが、ヒノキの伐採作業に当社社員が出稼ぎに行った事もあった。
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セレモニー後の記念写真。現役の学生も資材運びや、掃除、外壁塗りと活躍。地主である国有林の幹部や環境省の女性レインジャー、隣の万計山荘の会員などOB含めて60名以上の方々が祝ってくれた。
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軽食を食べてセレモニー後は、山を下りてスイス大使らともうひとつの山小屋、ヘルヴェチアヒュッテへ。同じくスイス人のマックスヒンデル設計で1927年完成だからこちらは今年ちょうど90年になる。小屋の名はスイスの古い国名と言われている。
今から32年前の昭和60年に大改修が行われその際にも当社のフローリングやベランダや幕板、カツラの流し台などが使われ、毎年薪も納品している。
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大使に記帳をしていただいた。鉄板ストーブも32年前に私の設計と三笠の船本工業作のオリジナル。少々歪んできたので空沼小屋にも今回新しく入れたのでこちらもリニュアルしたいところ。大使らはこの後小樽へ向かう。私はさらに石狩森林管理署長を連れて、春香山にある以前北海道新聞所有で現在東海大管理の銀嶺荘に向かい、1日で3つの小屋を訪ねた。
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空沼小屋2 

Posted on 00:30:16

1か月ほど前になるが小屋修復完成披露の前日北大の構内のレストランでスイス大使歓迎会という名のもと、パーティがあった。
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主催者の北大山の会(山岳部OB会)会長の開会の辞のあと、先に書いた通り小屋設立やその後三笠宮様も泊まられたという事で縁があった宮家の彬子殿下も御列席され「おことば」をいただいた。北大副学長の歓迎の辞の次には当時設計されたスイス人に敬意を表してスイス大使が受けて来賓挨拶。
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スピーチは道知事、札幌市長からお祝いの言葉をいただく。大先輩OBも全国から集まってくれた。
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殿下の先導役を私が担って、お近くで客人紹介や説明。
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今回の先導であった空沼小屋の保存を考える会の会長が空沼小屋の修復までの経緯と山小屋の意義を語る。
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さらに札幌山岳連盟理事長と山とスキーの会の会長(きのとや会長)のスピーチががあり、〆の乾杯は道科学大学理事長で元北大山の会会長。
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最後に寮歌「都ぞ弥生」を私の先導で斉唱して歓迎会は締められた。札幌市長も北大卒という事で一緒に肩を組まれた。殿下はスライド上映まで長い時間滞在された。色々な方と対話され、さぞお疲れになったと思う。
皆で歴史のある小屋が修復されてのお祝いの気持ちがこめられた素晴らしい式であったが、VIP対応や格式のあるイベントには慣れない山男達は皆かなり気を使って、2次会に行こうという声がなかった程相当疲れたようだ。まだ翌日の小屋現地再開式が控えているという事もあったが。
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空沼小屋 

Posted on 00:17:29

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北大の空沼(ソラヌマ)小屋は昭和の初期に故秩父宮様が建てられた。その後、北大が管理するようになり、私も学生時代から何度も通って山に登ったり、卒業してからも薪納品など親しみのある山小屋。札幌市南区の常盤から登山で2時間弱。万計沼という美しい沼の脇に建つ。
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今回基礎が危うくなって大学から管理を任せれている山岳部のOB会である北大山の会が保存会をつくり寄付を集め、北大フロンティア基金に寄贈し、その金で大学が伊藤組土建に発注し昨年完了。といっても基礎部分とバイオトイレだけで多額の金がかかり外壁や内部には手が回らず、保存会=山の会が手作りで手直しを行っている。
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床は当社の無垢のナラフローリングを張ることになり、優秀な大澤君という若い大工を連れ1泊2日で張り終えてきた。さすがにプロの仕事は早く、我々の3倍ものスピードで床面積が畳21帖の半分以上を張ってくれた。我々素人の頭数は4~5人だったが張ったのは畳5枚位だろうか。私も以前別の山小屋での経験はあったが、苦労しながらも木の匂いを嗅ぎながら、楽しい汗を流せた。
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下塗りのワックスを塗ると、ナラの木目が引き立って良い色合いになった。まだまだ仕上げまで仕事が残るが7/2のお披露目に間に合わせなくてはいけない。次は仕上げワックスとコーナーの隅木の設置、木看板の揮毫と据え付けなどが私の仕事。今晩も私は不参加だが皆は外壁塗りや階段、窓などの補修に取り組んでいる。設計したのがスイス人という事からスイス大使もこられるというので大変な事になっている。

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